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IAN HUNTER MOTT THE HOOPLEの脱退

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1969年のMOTT THE HOOPLE(以降MTH)のデビュー。
ALL THE YOUNG DUDESの大ヒット。
幾度と繰り返されたメンバーチェンジ。

華々しく手に入れたまさに「ロックンロール黄金時代」時期。
そして脱退。

後期のMTH時代のIANは随分疲れていたんだろうと思う。
勿論、俺はMTHの信捧者であるので、
決してイアン以外のメンバーが彼を追い込んだとは思いがたいのもある。
でも、彼は疲れきったのだ。

結局、決別してしまう事となったBOWIEとの出会いは
とても大きな飛躍だったに違い無い。
BOWIEがイアンからライヴパフォーマーとしての能力を
吸収したのと同じように、
彼はBOWIEから曲作りとレコーディングのノウハウを手に入れた。
そして生来の才能はさらに磨きがかけられた。

曲作り、アレンジ、プロデュースに至るまでイアンの力は遺憾なく発揮され、
アルバム「MOTT」「THE HOOPLE」は
ある意味でピークにあったイアン/MTHの
ミュージシャンとしての全てが詰まっている。

初期の頃のMTHのイメージって確かに、
そんなにMTH=IAN HUNTERってイメージが少ない。
VocalだってMick Ralphsと半々くらいだったし、
なんかラルフスの方が正直、
歌も綺麗でハーモニーも素晴らしくて上手いのは確か。

後期あたりから
イアンがフューチャーされ出した事に
他のメンバーが不満に思いはじめたみたいだけどね。
脱退したメンバーも殆どが自分の曲が採用されないとか
存在のポジションが納得いかないとか。。。

でも、俺は思うんだよ。

Vocalであるフロントマンが全てじゃないかい?

いくらいい曲やって演奏も上手くても、
フロントマンが格好わるかったらダメだと思うな。
色んな音楽ジャンルがあるし、
別に気にしない人達だったら話しは違うのかもしれないが、
ロックンロールは絶対的に格好良くなければいけないと思し、
フロントマンには華がなければいけないと思う。
別にギラギラの服を着ればいいって事じゃなく、存在そのものがだ。
だからこそ、イアンが全面にフューチャーされたアルバム、
「MOTT」や「THE HOOPLE」がヒットし、
まさにロックンロール黄金時代を築きあげたのではないだろうか?

MTHファンはラルフスの綺麗な歌よりも、
ヴァイオレンスなイアンの歌が聴きたかったに違い無い。
ライヴで野郎共を興奮させるようなパフォーマンスを
WattsやAllen、ラルフスが出来るのか?って感じ。
イアンだってその才能の全てをバンドの為に発揮していたはずなのに、
いつしか全てが彼の両肩にのしかかるようになった。
全てをイアンにまかせっぱなしになり
誰もサポートするものもいなくなったという訳だ。

ラルフス脱退の後任として加入した
Arier Benderに結構期待を持っていたみたいだが、
見込んだほどでもなく結局イアンが解雇。
俺個人的にギターリストとしてはラルフスよりもそのプレイやスタイルが好き。
ま、イアンが求めていたのはプレイだけではなく、
メンバーとして同じ足並み歩んでいける人だったに違い無い。

そして最終的に彼が誘ったのが、
そう、
MICK RONSONだった。

BOWIEの相棒である彼を誘う事はかなりなギャンブルだったみたいだけど、
意気投合しついにMTHに加入!
だが、バンドの他のメンバーにとっては
あのロンソンですら既に邪魔者だったらしく、
自分達の存在がこれ以上低下してしまう事を恐れてついには
Hunter/Ronson組みvs他のメンバーになってしまう。。

ここまでくるとも~くだらないくだらない(笑)

結局、イアンとロンソンは二人で脱退し
バンド結成を誓い新たな道を歩む事にした。

一方、残されたメンバーはバンド名を
MOTT THE HOOPLEから「MOTT」に改名し2枚のアルバムをリリース。
その後バンド名を「British Lions」と改名し2枚のアルバムをリリースするが、
全くパッとしなかった。
でも、そういう事でしょ、
フロントマンがイカシテてなんぼのもんだと思う。
ロッケンローラーはね。

イアンは沢山の心の傷を負ったと思う。。
彼は脱退していった全てのメンバーを心から愛していたと思うし、
彼自身が頼りたかったに違い無かったと思う。


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by ohpg | 2011-01-20 01:50 | IAN HUNTER
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