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ノルウェイの森

[ Bar-002 ]

e0107476_449812.gifどうなんだろう?このタイトルを聞くとどっちかだよな、頭に浮かぶのって。
勿論イメージもわかない人もいると思うけどさ。
でも、少しでも知ってるっていう人がいたとしたらどっちかだと思う。
そう、ひとつは村上春樹が書いた小説『ノルウェイの森』。
そしてもうひとつは、THE BEATLESが歌った『ノルウェイの森』だ。

今年リリースした俺のバンド、STARS'N STRIPESのアルバムの中にも
それらのタイトルと同じものが入っているんだけど、
これは小説『ノルウェイの森』をもとにつくったものなんだ。
出版された当時は結構読んだ人も多いんじゃないかな。忘れた人も多いとは思うけど。
もともと、村上春樹の書く世界が好きだったんだよ。
それと俺って活字症だからさ、長い小説を読むのが死ぬ程好きなわけ。


シ ヌ ホ ド ス キ ワ ケ 。


処女作『風の歌を聴け』から始まってるんだけど、
『1973年のピンボール』『羊をめぐる冒険』『中国行きのスローボート』『ノルウェイの森』
『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』『ダンスダンス』『国境の南・太陽の西』
そして今現在は『ねじまき鳥クロニクル』まで、どの小説も共通点があることに気付くんだよ。
ちなみに今紹介した他にも短編集などいくつも出している。
特に関連性の強い物語紹介してみたんだけどさ。
しかも全ての物語りが順番通りになんてことじゃない。どこかで繋がっているんだよ。


そう、ツ ナ ガ ッ テ イ ル 。


一番はじめに気付くのは主人公の『僕』だ。
物語の内容まで説明したらこのページでは語りきれないけど、
どうもその『僕』は俺のような気がするんだ。
だからってバンドやっていたりミュージシャンな訳ではないぜ。
普通の学生が出版社なんかに勤めて結婚してとかいうタイプなんだけどね。
うまく言えないけど、『僕』のようになりたい訳でもないし、
すげえカッコイイ生き方をしている訳でもないし。単純に好きなんだな。よく分る。
同じタイプの人間なのかな。
今更思うに俺の現在までの人生とリンクしているような気がする。
いや、もっと賢明な言い方をすれば村上春樹の小説を読んだことによって俺という人間が、
ある意味形成されたような気もする。
そう、それははじめから決められていたかのようにだ。
色んなことを学んだし考えることもできたし、そして今もなお読み続けている。

一番思ったのは『失うもの』かな。違う言い方もできる。
例えば『失ったもの』とか。ちょっと暗いような気もするけど、
そういう陰の部分や自分で認めたくない事実って山とあるんじゃないかな、人間ってサ。
それと『死』だ。ん〜重い響きだな。
酒を飲みながら話すことじゃね〜か。そんな時はスコッチでも飲もう。
少しは楽になるかも。

話は戻すけど、
大切な人間をこの世から失った時に、はじめて自分で自分を直視できた時があった。
それが良いことなのか悪いことなのか未だに分らないけど、
暗い闇の中で答えを出そうとしてもがいていた彼等がいたという事も知った。
それがなんなのか俺にはよく分らない。
曖昧なんだよ。
ん〜、昔のこと思い出して彼等が生きていたことを美化することってあるけど、
戻らないんだよ、彼等はさ。
消えちまったんだよ、この世から。
だから歌う。ステップを止めてはいけないんだっていうこと。
昔から『ノルウェイの森』を読んで自分なりに感じたことを歌いたいと思っていた。
だが書けなかった。考えて書けるもんじゃないし、待つことも必要だと思った。


マ ツ コ ト モ ヒ ツ ヨ ウ ダ ト オ モ ッ タ 。


な〜、最近ゆっくりと何かを待ったことってあるか?

時間ができたら、そろそろゆっくりと本を読みたい気分だ。
最近はせわしない毎日が続いてるからな。
必ず読む前に少し濃いめのコーヒーを沸かすことに決めてる。
雨の日だったらい〜気分で没頭できるだろう。
それと、BILL EVANSかJOHN COLTRANEが流れていたら文句はない。

オーケー!そうしよう。

e0107476_3123645.gif□BGM : HALF MOON
■Janis Joplin 『PEARL』

1971年 CBS SONYからリリースされた未完成にして最高のアルバム。このアルバムを作成中に彼女はドラッグのオーバードースによりこの世を去ってしまったが、彼女が身体中から振り絞って歌う魂の歌が心にしみる。俺が最も愛するシンガーで彼女の事を語ると永遠に終わらないだろう。様々な憶測やライフスタイルなどでSEXとドラッグに漬かってしまった伝説のスターに作り上げられたりしているが、本当は普通の女性だったということを理解してほしい。彼女は淋しかったのだ。愛がほしかっただけなのだ。
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by ohpg | 2001-06-08 12:33 | Bar's Column