<   2007年 11月 ( 1 )   > この月の画像一覧

ロックンロール革命

[ Bar-034 ]

e0107476_583139.jpgすっかり東京も冬っぽくなってきたね。
みんなは風邪とかひいてないかい。
お陰さまで11/1にやっとSTARS'N STRIPES、
通算9枚目のフルアルバム「ロックンロール革命」
が発売されました。
4月からレコーディングに入ったものの、


途中、俺のアンプラグド・ツアーなどもあったりで実に7ヶ月も要してしまった。
それでも「らしい」アルバムが出来たのでとても嬉しい次第だ。
そんな新しいアルバムを紹介してゆこうかと思っているよ。

まずは今回のアルバムは、前々作「産業ロック崩壊時代」との2部作。
かなりネタばれだが、俺の大好きな"MOTT THE HOOPLE"の
「革命/MOTT」〜「ロックンロール黄金時代/THE HOOPLE」の2部作と同じ。
ま、順番が逆だが、タイトルからも伺えると思う(笑)
サブタイトルからも分かるように、
俺は、既に新しい音楽など無いと思っている。
それは長い間の模索を繰り返してきた中でそう思ったと言う事。
様々な音楽をかけ合わせたりひっくりかえしたりという音楽にだって全てのルーツはある。

だから自分は、大好きなロックンロールの「継承者」になろう、と心に決めたのだよ。
相変わらずヒットチャートを賑わしているこの日本の音楽界に於いて、
今更ロックンロールなんて!?と思われるのは俺自身が一番理解しているつもり。
だが、誰かがそれを続けていかなければ、
きっといつか、消えてなくなってしまうのではないだろうか。
そんな思いを今回のアルバムに注ぎ込んでみた。



ソ ン ナ オ モ イ ヲ コ ン カ イ ノ ア ル バ ム ニ ソ ソ ギ コ ン デ ミ タ  。


レコーディングに於いてもっとも重要視したのが、
ライヴとレコーディングに違いは無いという事。
もっと掘り下げて大きく言うなら「人生」そのものも含まれている。
そんな訳で今回は久しぶりに、オケを「一発録り」で行った。
ライヴと全く同じ進行で、メンバーで目を見つめあい、息をそろえて曲を転がしていく方法。
今の俺達には一人づつオーバーダブ・レコーディングなどあり得ないに等しい。
録音するマイクのセッティングも60〜70年代に多く行われた「エアー録り」。
今の時代のレコーディングに於いても、ひとつひとつの音に繊細な追求をしたら切りがないし、
何よりも最初に録音したそのものの音をいかしたい、と言う意味でイコライジングやエフェクトも一切行っていない。
勿論、デジタルマスタリングも。

よく自分の大好きなアルバムや名盤と言われるものを聴き返してみると、
意外とバランスの悪いアルバムって多くないかい?
Vocalだけがでかいとか、妙にスネアだけでかいとか(笑)
勿論、完璧なものもある。
でもそれはきっと、悪く出来たものではなく、「作品」としての評価よりもバンドの勢いを「記録」したものだからではないだろうか。
その結果、音質よりも楽曲やグルーヴが全面に出て、聴いた人々をライヴと同様に魅了するマジックのようなものだと思う。
いくらスタジオやPCの前に座り込んで素晴らしい音質を作りあげても、そこにグルーヴがなければバンドとしての「音」もないし、
何よりも人の心に響かないはず。
昔から拘ってよく話すが、俺はアルバムを作品としてではなく「記録」として作りたい人なのだよ。
かつての様々なロックンローラーがそうしてきたように。



サ マ ザ マ ナ ロ ッ ク ン ロ ー ラ ー ガ ソ ウ シ テ キ タ ヨ ウ ニ 。


マスターは今回もアナログ・オープンリールで作成。
全てのマシンが既に3〜40年も前のヴィンテージなので、きちんと録音されるかどうかハラハラしながらだったが、
歴史的な古さもあり、所々にノイズやワウフラッターが絶妙に録音されたのも逆に良かったと思っている。
デジタルレコーディングではありえない、ヘッドの消耗による音の劣化や歪みってのもある意味貴重かもね。
プレス用のマスターを作る度に思う事だが、今回ほどレコードにしたい気分が強かったのも正直なところだった。

天国にいる、ジョニー・サンダースとジャニス・ジョップリンに今回のアルバムを捧げます。
イアン・ハンターは現役バリバリなのでね(笑)


■2007.11.09.著


e0107476_585572.jpgBGM : MOTT THE HOOPLE【 MOTT / 革命 】

1973年、CBS COLUMBIAよりリリース。
アルバムスリーブには流浪と遍歴に明け暮れた詩人D.H.ロレンスの書いた「正気革命」の一文が刷り込まれていて
内容の素晴らしさも相まって大きな話題を巻き起こしたアルバム。中でも名曲なのが「Ballad of the Mott」。

タイトルに全てが要約されていると言ってもよいが、"26th March 1972 Zurich"とつけられたサブタイトルを見ればMTHファンにはその意味を推測できるだろう。
そして、この曲がそこで誰に書かれたことも.....。
ちなみに、ROXY MUSICのアンディ・マッケイ(SAX)が参加している。
違うジャケ盤もあるのです。
[PR]
by ohpg | 2007-11-11 05:12 | Bar's Column