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万華鏡の向こうに見えた世界

[ Bar-033 ]

e0107476_4422371.jpg
音楽の影響。
それは今も尚多大にあることであるが、
もっと遡ってそれらの「影響」を考えて見ると、
もっとも影響を受けたロックンロール以前の
「音楽」があったりする。


子供の頃に分けも分からずにTVにかじりついて観ていた
アイドルや演歌歌手など。
俺の子供の頃は、どのジャンルもバランスよくTVで聞けた時代だった。
ただ、カリスマ的なロックやニューミュージックのバンド、
アーティストなどは特別で、
その存在、音楽を雑誌、ラジオ、レコードでしか知る事の出来なかった特別な存在でもあったのだ。
そんな子供の頃、俺が誰よりも好きだった人が「岩崎宏美」でした。



イ ワ サ キ ヒ ロ ミ デ シ タ 。



所謂、当時はアイドルだったのだが、
その澄みきった歌声と真っすぐなストレートなロングヘアにドキドキしていたり。
きっと同じ世代の人なら分かってもらえるかもね。
ピンクレディー派、山口百恵派など色々だった。

8月の後半から一ヶ月ほど、
長年病気に患っていた父が遂に床に伏し実家へ戻っていた。
そんな時、何故か急に「宏美」さんの歌が聞きたくなり、
近所でベスト版のCDを購入して聴いた。
その歌声を聴いていたら、何だか不思議な気持ちになった。
自分でもよく分からないが、
今までの自分の音楽人生や、様々な出来事、失ってきた沢山のモノなど。
決して、悲観的な事ではなく。

昭和40〜50年代の我家で
お袋が台所で料理する「トントントン」という包丁の音を聞きながら
TVの前でじ〜っと聴いていた歌謡曲。
お年玉で買ったシングルレコードやアルバム。
なんて特別で素敵な時間だったんだろうか。
自分のおってきた生活のそばには常に
そんな音楽やシチュエーションがあったのだ。
今よりも大きかった空を眺めながら友達と大声で歌ったあの頃の歌の数々。
どこまでも天に飛んでいけそうな気分だった。



ド コ マ デ モ テ ン ニ ト ン デ イ ケ ソ ウ ナ キ ブ ン ダ ッ タ 。



そんな「宏美」さんのCDを聴いていた時に、ふと、
ベッドに寝ていた親父が
「岩崎宏美の歌はいいな〜」と言う言葉が印象的だった。
きっと親父は当時、「そんなアイドルに夢中になりやがって」
みたいに思っていた筈だ。
そんな父もなお、
時代や時間を経てその歌声に魅了されている事に何だか嬉しかったり。

父の病状や俺の心情に何度もメッセージを送ってくれた「宏美」さん。
新しいアルバムまで送ってくれ、
なんて自分は幸せなのだろうか、と痛感した瞬間だった。
そして、「音楽」を続けて来て本当によかった。


誰にどれだけ影響を受けたとかの比率ではなく、
どれだけ純粋にそれらの「音楽」が好きだったかと言う事をあらためて思ったこの頃だった。


宏美さん。ありがとうございます。

■2007.10.03.著


e0107476_4424550.jpgBGM : 岩崎宏美 【 PRAHA 】

2007年9月リリース。
ドボルザークホールにて収録されたチェコ・フィルハーモニー管弦楽団とのコラボレーション企画。
現役で歌い続けている「宏美」さんが送ってくれた俺にとって特別なアルバムです。

デビュー当時からの様々な曲のセルフカバー集。
世の中、分け分からずに歌姫とよばれる子もいるけど、
宏美さんこそ本当の【歌姫】だと信じてやみません。
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by ohpg | 2007-10-03 04:48 | Bar's Column

揺るぎない気持ち

[ Bar-032 ]

8月15日「終戦記念日」。
毎年行われている
"遠藤ミチロウ"(THE STALIN) &"PANTAさん"(頭脳警察)らのイヴェントに
今年初めてSTARS'N STRIPESが出演する事となった。
俺自身が尊敬してやまない、
ミチロウさんやPANTAさんだけに
当然そのイヴェントも昔から知っていた。

それ故に、まさか自分がそのイヴェントに参加出来るとは
驚きとともに武者震いがする程だった。

しかも今年は仲野茂さん(アナーキー)率いる「ゲタカルビ」も参戦。
変わらない茂さんのギラギラしたあの眼差しに俺は楽屋で足がすくんだ。

丁度一昨年の夏に、セッションのイヴェントで「THE STALIN」のカバーをやらせていただき、
なおかつ、PANTAさんを交えて「頭脳警察」でもギターを弾かせていただいた。
そして先日のイヴェントも含め、この日本のロックシーンを支えてきた強者共に混じった瞬間に
ゆるぎないロックの力強さを感じ、自分が目指すべく方向性がまた強く感じられるようになった。
今年は、PANTAさんがツアー中に足首を骨折してしまったようで
イヴェントに参加は出来なかったがのが残念!


e0107476_23521670.jpgライヴ終了後は初めてミチロウさんや茂さん、
トシさん(ノータリンズ/頭脳警察)らと
ゆっくり話す事が出来た。
そのどれもが刺激的で、当時中学生だった俺が雑誌でしか知り得なかった話の裏などに驚きだらけだった。
茂さんいわく、自分は「馬鹿」なパンクロッカーでミチロウさんは「インテリ」なパンクロッカーらしい。

それ故に、2人の性分を合わせて1人になった時は最強なロックンローラーになるだろうと話していた。
そんなお互いの友好関係が何だかとても羨ましく思えたな〜。
昔は随分、すったもんだを繰り返していたらしいが、
そうやって時を経て親友同士になったり、

今も尚、同じステージで一緒にライヴを行っている姿勢にただただ脱帽!
多くのバンドマンがこの世界を退いてきた中で、続けてきた者こそ最強なのだ。



ツ ヅ ケ テ キ タ モ ノ コ ソ サ イ キ ョ ウ ナ ノ ダ 。



帰りの電車の中で、茂さんが俺に言った言葉、

「俺は負けたくねぇんだ」

そして、自分がガキの頃に反発してきた大人と同じ世代になった今だから

「これからなんだ」と。


俺はそれを聞いて言葉をなくした。
未だ、この人は何かをぶち壊そうとしているのか!?
素晴らしい!


e0107476_23533750.jpg俺が尊敬し、大好きなロックンローラーはみな、
今の俺が目指している方向性を
矢印のように示してきた人ばかり。
そして俺自身もこの短い音楽人生に於いて様々な出来事を繰り返し自問し辿り着いた場所でもある。
今でも変わらない阿呆な音楽業界に対し
初めて反感を抱いた14年前。

その時から、俺はこの業界と言う巨大な組織やシステムをぶち壊すことを一心にロックを行っている。
その気持ちは今も変わる事はない。
言葉ではなく音楽や歌、歌詞、そして何よりも「継続」で示したいのだ。
そんな自分の強固たる姿勢に対し、随分周囲からの冷たい反感もあったり。
自問自答を繰り返しては「これが正しいことなのか?」と思うこともあったが、
今は迷いなど何処にもない。
俺は俺のやり方でロックンロールしていくだけなのだ。


オ レ ハ オ レ ノ ヤ リ カ タ デ 
ロ ッ ク ン ロ ー ル シ テ イ ク ダ ケ ナ ノ ダ 。


間もなくリリースする新しいアルバム。
「産業ロック崩壊時代」に続く強いメッセージを十分に含んだつもりだ。
さて、敵はどう反応するかが今から楽しみだな(笑)

■2007.08.20.著


e0107476_23551761.jpgBGM : 遠藤ミチロウ 【 ベトナム伝説 】
1986年リリース。
1984年にソロアルバムとして初リリースした
カセットブックのLP晩。
中学生だった当時の俺に痛烈なロック魂をあたえた
最高のアルバム。


今もなお聞き続けている数少ないアルバムの1枚だ。
名曲「お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました」は
日本ロック名曲の殿堂入りだろう。
勢いだけのパンクではなく「おまえの犬になる」的な
独特な世界観もまた最高に酔える曲ばかり。
「仰げば尊し」などのミチロウさんにしか歌えないカバーもまた素晴らしい!
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by ohpg | 2007-08-20 23:58 | Bar's Column

終わらない旅

[ Bar-031 ]

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7月4日から12日まで、
自身初めてのアンプラグド・ツアーを行った。
長い付き合いの親友
「木村辰也」from 京都の"DESTINY"が
個人名目で活動している
「死に方教室」と共に。


随分前から先にその活動を行っていた彼から、
「いつか一緒にギター1本で一緒に日本全国をまわろうや」、
と言う言葉が始まりだった。
そんな俺も彼も、ロックバンドで歌っている性分だけに、
俺自身の中に於いて、アコギ1本でツアーをして歌うという
リアルな想像ができなかったのが正直なところ。
1991年に初めて機材車を手に入れ、かれこれ16年もツアーを行ってきたが、
これ程、刺激を受けて、様々な意味で
自分の足下を確認できたツアーもなかったかも。
そしてそこにとりまく沢山の人々や小屋、環境など。

13才の頃、当時フォークソングに狂っていた姉さんの影響を受けて
初めて弾いたアコギ。
それからロックに憧れてエレキに持ち替えたものの、
つねにアコギを持ち続け、歌い弾き続けて来た。
だから、どちらかと言うと、エレキよりも身体に馴染み親しんでたつもりだった。
でも、いざ、きちんとしたライヴという形式でそのアコギを持って
ステージに立った瞬間、
歌い始めた瞬間、ギターを奏でた瞬間の全てに於いて、
いかに自分が「未熟」だということを改めて思い知らされた。。。
そして、幾度となく考えさせられた「自分の世界」。

「死に方教室」のようなタツヤの中にあるDESTINYとはまた違った、
人の「闇」の中に存在するとても深い人間の「根」的な表現。
決して悲観的なものではなく、過去や未来を見据えた表現っていうのかな〜。
これはあくまで俺個人が思った表現だけどね。
スローな黒い本当の意味でのファンクみたいな、SADEみたいな世界観。
それと、沢山の同じ出演者を見て、
最近の流行もん的な元気一杯なフォークや、まさに日本の四畳半的なフォーク、
バラッド中心なアコスーティックからテクニックを十分に用いたファンクまで様々。
その中で、果たして俺はバンドではなく、アコギ1本を持ってステージに放り出されたときに
何が出来て、何を訴え、伝える事ができるのだろう?
その繰り返しだった。

でね、
そんな中で、やっぱり俺はこうしたい!とかこうであるべきなんじゃないかと思ったのが
MOTT THE HOOPLEのようなグルーヴとJANISのような歌。
そして何よりも「自分らしさ」。
ただそれだけだった。
勿論、今の俺にはそういう表現を人に伝えられるほどの力もない。
でも、そうしたい、そうでありたいと心から思えたんだよ。

音楽を追求するとは、きっとそういう事なのだろう。
アンサンブルとして、バンドやなんかで演奏する事はある意味、簡単でもあり難しいこと。
でも、歌だけとか、ギターだけ、ベースだけ、ドラムだけ、など
様々な楽器ひとつに於いても、伝える事はできるはずだ。
歌がなければ表現できないギターはただの楽器だろうし、
ドラムがなければリズムをとれないベースはただの重い楽器。
でも、その指先や心があれば、ただそれだけでも人に伝える事が出来るのが
「音楽」なのかもな。
音楽を始めた13才からこの年になるまでの25年間。
今まで俺は一体何を学び、何を練習し、何をやってきたのだろうと
心から痛感できたツアーだった。

そして何よりも、
STARS'N STRIPESのメンバーが、いかに俺にとって大切なメンバーである事とともに
グルーヴや音なのだと言う事も思い知ったよ。

一方、沢山の人たちとの出会い、小屋など素晴らしい出会いで一杯だった。
長いこと活動してきた中で、音楽を通じて逆に反感を持った音楽業界やら
よく分からんプロ、アマに限らない沢山のミュージシャン。
意味もなくライヴをやってツアーをやって、自己満足の活動を行い
マスターベーションばかりで「やった気」でいる奴ら。
この日本にはまだまだ、その心意気と素直なひた向きさを持った
素晴らしいミュージシャンやバンドマン、
ライヴハウスの熱い人間が死ぬ程いる。
だからこそ、毎日のただ生活の為だけの仕事や意味のない付き合い、
それらに付随する全てのモノを必要としない。

何故なら、自分は「音楽」の道を選んだから。

それ故に、自分の歌、ギター、バンドで1人でも多くの人に
何かしら伝えられる事が出来たら嬉しい。
きっとこれは生涯の目標だったり、目指す所なのかも。

今回のツアーで出会った沢山の方々に大感謝です。
それは偶然ではなくホント「必然」だったのだと思うよ。
いつか、自分の行っていることに満足して旨い酒を飲める時がくるように
今日も明日も歌い続けていくしかないんだよね。

■2007.08.12.著


e0107476_4504781.jpgBGM : BILL EVANS TRIO 【 WALTZ FOR DEBBY 】

1961年リリース。46年の時を経て尚、
多大なを与え続ける。
ビル・エヴァンスの名盤だろう。


スコット・ラファロ(b)、ポール・モチアン(ds)とのトリオにおいて、
特にこのヴィレッジヴァンガードのライヴは最高だ。
3人のくりだす、音楽のマジックは圧巻とともに切なくあったり、
また癒しの音だったりする。
こんな暑い夜中にはスコッチでも飲みながら最高のアルバムかも。
10年くらい前に「村上春樹」の影響で聴いたのが最初でした。
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by ohpg | 2007-08-12 04:55 | Bar's Column

デジタルの利便性

[ Bar-030 ]

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気が付けば年も明けて早2ヶ月もとっくに過ぎてしまった。
今年の冬はホント信じられないくらい暖かいよね。
そんな訳で、今年の1発目で30回目のコラムをアップしました。暇つぶしにどうぞ。



さて、俺は自他共に認めるアナログ男です(笑)
とは言え、仕事でも普段の生活でも当然のごとくPCを利用しているし、
様々な環境に於いてデジタルとも共有している。
普段はどちらかと言うと、音楽に関してのデジタル化に対して否定派なんだけど、
今回はデジタルの利便性について色々話してみようかなっと思います。

まず、音楽のデジタル化について。
もっとも便利になったのは「レコーディング」なんじゃないかなと思う。
ま、音楽をやっている側の意見だけどね。
何百万円の機材や大形のシステムを揃えなくてもソフトや、
ある程度必要な周辺機器を揃えれば録音可能になった。
エフェクターなんかの音響効果システムもプラグインとして何百通りもあるし、
TDやMixもリビングでコーヒーを飲みながら行える。
そしてそれらに附随している大きな面で言うと、
「金」がかからないことが大きいよね。
俺自身は、全てをデジタルで作業する事はまず無いが、
プリプロやデモ制作に於いては重宝しています。

突然、頭に浮かんだ曲をすぐ録音してみたり、
新曲のイメージを作成したりするのにね。
自分以外のメンバーをスタジオに呼んでレコーディングする時間が
無い場合なんかは、MIDIで作成したりとか。
幸い俺がプログラムの仕事をしているので、とにかくスピード的にも便利。
同じ事はかれこれ12〜3年前からやっているが、
当時はレコーディングシステムとプログラムシステムが別だったので
同じプリプロやデモ作成でも、作ったデータを一度シンセサイザーを通して
MTRに録音してから歌やギターをレコーディングするって方法だった。
それを考えると今のPCレコーディングは一緒なシステムなんで楽かも。
しかも画面を通して進行状況などを全て把握できる。
ま、この利便性のお陰でレコーディング時に養われる「感性」や「耳」が
最近のミュージシャンには失われているのも確かかな。

そして、仮でMixしたマスターを即座にサウンドファイルとして保存し、確認が可能。
時間が無い場合なんか、それを「iPod」に入れて移動しながら
確認なんか出来ちゃうわけです。
やはり、スピードに於いては文句のつけどころが無いくらい進化しているよね。
ただし、音質を除いたら...。
いやいや、今回はデジタルの利便性を語るコーナーなので否定論はやめておこう(笑)

自分自身に於いて言うと、
基本的なレコーディングは全てアナログでレコーダーやオープンリールに録音しMixしている。
必要なエフェクター類は当然「センド・リターン」でシールドで繋ぐ訳だが、
SNSに関しては90%くらいエフェクト処理はしないので
ほぼ、TD、Mixだけで済むわけです。
そのMixした2トラックをPCに入れて、アルバム全体のバランスや
曲順を作成する程度の利用です。
つまり、CDメディアに焼きつける時のみデジタル処理されるって事。

または、レコーディングした全てのトラックをPCにアナログで取り込み、
喫茶店で美味しいコーヒーを飲みながらMixする程度。
この環境は最高に良いね。

さて、次に良いなって思うの様々な「ツール」。
例えば、「Podcast」などの番組制作。
レコーディングと似ているんだけど、
さらに映像や写真を取り込んだり、ナレーターやジングルの編集。
要するに、テレビ局やラジオ局で作成編集している作業が可能になった。
しかも個人として制作、放送が可能なので、わずらわしいスポンサーとの取り決めも無い。
つまり、著作権などの規定に反しない限り、何でも好きなものを放送できるって意味。
勿論、時間だって、何分でも可能。3時間番組だって良い。

そして「Movie」作成編集の進化も凄いと思う。
映画からプロモーションビデオ、DVDなど完璧に作れるって面白いよね。
うちもOLD HOUSE PLANTのスペシャル・ムービーとしてリリースしているものもあるし
自分の古いビデオなんかをDVDに焼いたりとか、ホント面白い。

「画像」の編集なんかにしても、スライドショーや、ボタンひとつで現像されてきたり、
本として作成して送られてきたりする。
一体、世の中のネットワークはどこまで進化していくのだろうね。
でも「オーディオ・ブック」だけは流石にどうなの!?って思う(笑)
所謂、昔のラジオドラマみたいな感覚で、朗読された書籍を「聞く」本。
本くらい自分で読もうよ!って思うよね〜。
ま、活字症な俺だからそう思うのかな?

みなさんは、どんなデジタルライフを過ごしていますか。



e0107476_0261771.jpgBGM : Todd Rundgren【HERMIT OF MINK HOLLOW】
1978年にリリースした名盤中の名盤。
オールラウンドマルチプレイ・レコーディングアルバム。
流石!の一言。
サウンドメーカー、プロデューサーとしてのコンポーザーぶりを思う存分表現してるアルバムです。

トッドほどのメロディーメーカーはもう出現しないだろうな〜。
決してヒーリング音楽ではないが、このアルバムは不思議なくらい普段のストレスや蟠りを忘れさせてくれる。
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by ohpg | 2007-02-14 00:27 | Bar's Column

親友が残してくれたボロボロのアコギ

[ Bar-029 ]

e0107476_55976.jpgお陰さまで先日、このコラムも携帯で見れるようになりました。
2001年から始まって、かれこれ6年経つけど、今までも沢山の人が見てくれて
PCを持っていない方々にはホントゴメン!ってな感じでしたがね。
これからも是非、暇つぶしに見てちょーだいな。
そんな訳で早速書いちゃいまっせー!

さて、STARS'N STRIPESも快調な活動を行っているので、こんな状況の時は何かと色々やりたい事も増えてくる。
そんな中、今久しぶりにやりたい事はアンプラグドライヴかな。
個人的にエレアコの音が苦手なので持っているアコギも全てフルアコ。
文字どおりアンプラグドなライヴをしたいのですよ。


モ ジ ド オ リ ア ン プ ラ グ ド ナ ラ イ ヴ ガ シ タ イ 。


もともとギターを始めたキッカケがアコギだったので、どちらかと言うとやはりしっくりくるかも。
曲作りなんかもアコギで歌って作るのでSNSの曲にしてもすんなり歌えるのがいい。
そんな訳で毎晩、歌いまくっています(笑)
でも意外と今まできちんとしたライヴとしてやった事って少なかったかもな〜。
今あたまに覚えているのは。。。

TOWER RECORDでのインストアライヴ、仙台MACANAで小野マサトシさんとのライヴ、京都 磔磔、今はなき仙台PIPE LINE、プロントで行われたFM仙台「ロックンロール黄金時代」カウントダウン収録ライヴ、秋葉原ヤマギワ。あとは数知れない友人の結婚式(笑)
それだけ少ないって事です。
PIPE LINEに出演していた当時はライヴに限らず、飲みに行ったついでに歌ってたので楽しかった。

もっとも、形式的にわざわざライヴハウスでやるってのもかた苦しいので
やっぱり、サクっとバーなんかで歌うのがいい。


サ ク ッ ト バ ー ナ ン カ デ ウ タ ウ ノ ガ イ イ 。


時間に捕われずにほろ酔いで雰囲気に合わせてって感じが1番楽しめるね。
そんな理想を考えるとやはり知り合いの店ってな事になるんだろ〜な。
浅草でやったりしたら果たしてみんな来てくれるのだろうか!?(笑)

そうなるとカバーも増えるわけです。
かな〜り個人的な趣味で(笑)
ちなみに今までやってきた定番のカバーは

*ALL THE YOUNG DUDES / MOTT THE HOOPLE
*GOLDEN AGE OF ROCK'N ROLL / MOTT THE HOOPLE
*LADY STARDUST / DAVID BOWIE
*STAR MAN / DAVOD BOWIE
*GET IT ON / T-REX
*20TH CENTURY BOY / T-REX
*WISH YOU WARE HERE / PINK FLOYD
*HAVE YOU EVER SEEEN THE RAIN / CCR
*EVERY BREATH YOU TAKE / THE POLICE
*ENGLISHMAN IN NEW YORK / STING
*ME AND BOBBY McGEE / JANIS JOPLIN
*DARK WAS THE NIGHT / RY COODER
*HARDEN MY HEART / QUARTER FLASH
*AMERICAN BAND / GRAND FUNK RAILROAD
*HEAVEN / BRYAN ADAMS
*LONG TRAIN RUNNIN / THE DOOBIE BROTHERS
*SUMMER OF '69 / BRYAN ADAMS
*MORE THAN WORDS / EXTREME
*REMEMBER YOU / SKID ROW

それ意外にも、FREDDIE KINGにTHE JAMにKINKSにZEPに、、、、
あ〜もう色々やり過ぎて覚えてねぇ〜。
わりとオールジャンルなので笑えるよね。
勿論、セルジオメンデスなんかのボッサノヴァもやっていました。

こうして並べてみると誰でも知っている歌が多いかも。
タイトルじゃ分からなくても聴けば絶対サビは歌えるとかね。
邦楽も沢山やってきたけど切りがないので。。。

でもね、ギターを始めた当時は以前もここで書いたけど、
姉ちゃんの影響と言うか強制的な影響でフォークだった。
グレープとかイルカ、伊勢正三、かぐや姫にふきのとうなどなど。
殆どの曲がマイナーでEm、Am、B7みたいな(笑)
泣きながら陶酔してよく部屋にこもって歌ってたもんだよ。
しかも13才の少年がそんな状態なんだから、今思えば笑える何のっても〜(笑)
ま、そんな影響はアルバム【答えの出口】あたりで聴ける事でしょう。

実は普段メインで使っているアコギは大したものではない。
昔は高級なものを何本か持っていたけど、親友が残してくれた安物の遺品をいつも使っている。


シ ン ユ ウ ガ ノ コ シ テ ク レ タ ヤ ス モ ノ ノ イ ヒ ン 。


恐らく昔じゃ2〜3万のモーリス。
これを一生大切に使いたいから、余計なものは全て売っぱらった。
でもね、何故かこ〜暖かい温もりのある音を奏でてくれるんだよね。
ガタガタでボロボロなんだけどさ。
その他のはボッサ、スパニッシュ時代に大活躍したMATSUOKA RYOJI氏手製のナイロンギター。
あとは拾いもんのフルアコ(笑)

生ギターだけに、弾く側の心が大切なんじゃないかな〜って思うよ。
値段とかブランドじゃなくてね。
そんな事を思いながら今日も友人が残してくれたボロボロのギターを抱えて歌っているよ。


e0107476_5594679.jpg□BGM : Dark Was The Night
■RY COODER【PARIS TEXAS】

1984年カンヌ映画祭でグランプリを受賞したヴィムベンダースの映画「パリ・テキサス」のサントラ。殆どの曲がスライド1本で演奏されている80年代のRY COODERを代表するアルバム。DARK WAS THE NIGHTは当時の某ウイスキーのCMでも話題になった記憶がある。そんな俺もそのCMを見てガラスのボトルネックを買ったのだった(笑)
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by ohpg | 2006-11-30 06:00 | Bar's Column

FOR YOUR LIFE

[ Bar-028 ]

e0107476_5185129.jpgお陰さまでやっと"STARS'N STRIPES"が本格的に再始動できた。
と、言うかもう永久活動を宣言するよ。くたばるまであらためて突っ走るよ。
新しいメンバーでまず1本目のライヴも無事終了した。ライヴに足を運んでくれたみんな、ホントありがとう。
今回の始動にあたって色々と思っている人も多いみたいなんで、今回はそんな話しでもしようか。

2006年に入って、春くらいに久しぶりに俺の気持ちが前向きに動きだした。
以前も書いたが、昨年はほとんど制作に関わっていて、
なんら変わらないこの日本のロックシーンにすら興味を無くしていた。
もっとも、ロックを辞めるって言う事事態はありえないのだが、なんかこ〜ライヴすらやる気が失せていたよ。
刺激がないっていうか、燃えないっていうかね。自分でもそんな気持ちがよく理解できなかったんだ。
でも、散々メジャー界に関わっていたら、不思議とボルテージがあがってきた(笑)
「俺が、STARR'N STRIPESがやらなきゃ、変わらないなこりゃ」みたいなね。
凄く思い上がりな感じだけど、ホントそう思ったんだよ。

まず、自身をSNSモードの戻すために、色んなセッションから始めようと思い【寿限無】でのライヴ、ツアー。
【頭脳警察】に参加。【遠藤ミチロウ/STALIN】のセッションカバーライヴに【Hide with Spread Beaver】のセッションを行ってきた。
もっともこの時点で、メンバーをどうするかという事は頭になかった。ただ、備えておく必要があると思っていた。
そんな折、ゴールデンウィークあたりに、"Joe"から連絡が入り、久々に飲みに行った。
今年に入ってから何度か連絡もあり普通に飲みに行ってたんだけどね。
"Joe"もそれなりに一生懸命バンドで頑張っていたし、凄く嬉しかったと同時に応援していた。
でも、その日、「Gisukeさんのところに戻りたい」。と、ハッキリ自身の口から言ってくれたんだよ。
ホント凄く嬉しかったよ。
だから、俺もうまく言葉が出なくてね、「落ち着いたらギター持ってスタジオにくればいいさ。」とだけ応えた。

オ チ ツ イ タ ラ ギ タ ー モ ッ テ ス タ ジ オ ニ ク レ バ イ イ サ

その後も不思議なもんでね。
まずベースに、以前も誘った事があったが、
色んな諸事情でメジャー、インディーズ業界から遠のいていた後輩の "Maro"だと思った。
良くも悪くも、色んな意味で経験してるやつだったし、俺と一緒で崖から突き落とされたような奴だからね(笑)
ただ好きでロックやってるような奴には理解できない人生をロールしている奴しか、
俺とは向き合えないって思った。
「SNSで弾かないか?」ってメール送ったら「やります。」って即効連絡が来た(笑)
そしてドラム。正直あまり狭い世界で関わるのが嫌いな俺なんでね。そんな訳で今回は思いきって"し〜ちゃん"を誘ってみた。
実は、彼女との出会いは松屋浅草だったんだよ。
たまたま俺がよく紅茶を買いに行っていた「伊藤園」のショップで知り合った。
その当時の店長さんが、グラムロック好きで、たまたま"ハノイロックス"の復活や"NEW YORK DOLLS"の来日でお互い盛り上がっていた。
そんな感じで知り合ったのが彼女だった。でもね、インパクトあったよ。だってさ、"MOTT THE HOOPLE"をやってたなんて言うんだからね。
も〜その一言で彼女がどんなドラムを叩き、どんなフィーリングをするのか見えたんだよ。
そんな訳で"Maro"からオーケーの連絡があってすぐに連絡したら、これまた即効で決まった(笑)
ホント、大感謝だよ!そして、今のSNSにはまたスピードがついて来てるなっと感じた。

先日、と言うか9月の末に【寿限無】でツアーに行った時にドラムを叩いている初代SNSのドラマー"Cari"と
打ち上げで始めてきちんと向き合って話しをした。
俺の中では正直、大好きだからこそ辞めたことに対して理解出来なかったし、ど〜しても拭いきれない気持ちがあったんだよ。
それは、あの頃のSNSのスピードとイメージ、全てに於いてだった。
だからこそ、当時は許せない部分もあった。。
でも、その夜に素直にお互いの気持ちを語り合う事で吹っ切れたよ。ありがとう"Cari"!
お陰さまでこれからのSNSの目指すロックンロールをきちんと啓示できるようになった。
それに"Joe" "Maro" "し〜ちゃん"が奏でるグルーヴはまさに俺、SNS、メンバーみんなが求めていたものだった。
久しぶりに動いたとか、メンバーが変わったとか、そういう感じ方じゃない。
みんな、ロックンロールしてるんだな。
それは深い意味でね。
音だけじゃない。人間そのものがロックンロールしている。

ニ ン ゲ ン ソ ノ モ ノ ガ ロ ッ ク ン ロ ー ル シ テ イ ル

基本的にいつも俺は孤独だなって思う事が多い。
あ〜しよう、こ〜しようと思えば思う程、猪のように前へ前へとつっ走り気がつけば周りには誰もいないみたいなね。
でも今は違うな。
心強いメンバーが、俺を支えてくれている感じだよ。
バンドやってる奴や同業者や流行りもんの業界人には理解出来ない奴が未だに多くてブ〜ブ〜言ってる阿呆も多いみたいだが、
興味ないな。
そんな奴らの為にやってる訳じゃないのがSNSであり俺自身ってのは変わらない。
だからこそ、もう一度全国で誰も俺達を知らない人、ライヴハウスに足を運ぶつもりだよ。
東京と言う世界はあまりにも狭すぎる。
俺達はアウェイで経験と実績を積みたいと思っている。

みんなロックンロールが好きになってバンドに人生かけようなんて思った時って「時代を変えてやるぜ〜!」とか本気で思ったはずだよ。
俺は今でもそう思っている。

長い間、行けなかった地方のみんな、会いに行くよ。


e0107476_4424268.gif□BGM : FOR YOUR LIFE
■STARS'N STRIPES『Communication Market』

1998年リリース。5枚目のアルバム。現在のSNSがあるからこそ、敢えてこのアルバムの良さを実感できるのかもしれない。多くのファンに愛された「FOR YOUR LIFE」「恋のペペロンチ〜ノ」「人として恥じぬように」他今後はあらためてライヴで聴かせていきたいと思っている。
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by ohpg | 2006-10-25 04:50 | Bar's Column

俺が自分を取り戻せた夜

[ Bar-027 ]

e0107476_5175391.gifかな〜り久しぶりに再開です。 ホント御無沙汰でスマン!ってな感じ(笑)
ま、これからも気長にヨロシク。

かれこれ今まであった出来事を綴るにはあまりにも時間が立ち過ぎたのでここ最近の話題からまた再出発しようかな。


まず先日、
7月17日の[Gisuke Special Session with PANTA]に来てくれたみんな、
ホントありがとう。
今回の依頼がきた時はマジ胸が踊ったよ。
PANTAさんとは数年前からつき合いをさせてもらっているが、
いつか何かの機会に一緒にやってみたかった。
もっとも俺なんかからお願い出来るような人ではないと分かっていてもね。
それだけに嬉しかったし、何よりもロックンローラーとして試される日でもあったかもな。

この日のライヴは2部構成的な感じだった。
前半は俺らメンバー、ENRIQUE (Bass). Kanda (Guitar). MINOL (Drum)によるカバー。

実は最初、ビートルズのカバーでって話だった。
知っている人は知っていると思うが、何せ俺はビートルズがちょっと苦手。と言うか嫌い(笑)
いやいや、未だにあの良さが理解出来ないでいるお馬鹿さんなんだよ。
だから当然、NGってな感じだったが、「もし、俺のやりたいカバーだったらOKだよ」ってな感じで結局、
今回も俺のワガママを聞いてもらう事で参戦した。

ここ数年、セッションも洋楽から邦楽へと変えている事もあり、確か前回は【RCサクセション】をやった。
少しづつ自分のルーツをやりたいって気持ちからね。
なので今度やるんだったら絶対これしかない!ってアーティストがいた。
それは、遠藤ミチロウ/STALIN だった。

エ ン ド ウ ミ チ ロ ウ / S T A L I N ダ ッ タ 。

しかもアルバム「ベトナム伝説」限定でやりたかったのだ。
中1の頃まだアコースティックギターを弾き捲っていた俺に痛烈な衝撃を与えたアルバム。
そこからエレキを弾きはじめてパンク少年になりバンド人生の歩みが始まった。
ま、その頃の色んな面白い出来事は前にも話しているんで是非、読んで笑ってくださいな。

そんな意味合いもあり今回の選曲は

■ 割れた鏡の中から
■ お前の犬になる
■ お母さん、いい加減あなたの顏は忘れてしまいました
■ 仰げば尊し

ホントは「好きさ・好きさ・好きさ」もあったが時間的に敢え無く却下!残念だった。
しかも、ミチロウとPANTAを一緒にってのも知っている人からしたら凄すぎでしょ。

そんな訳で後半、PANTAさんを交えて【頭脳警察】。
事前に「あくたれ小僧」「コミック雑誌なんかいらない」は
必須でいれようという話だったが、
あと1曲を俺の方で選曲して欲しいとの事だったので、
敢えて「銃をとれ!」を選んだ。

リハも当日の1回だけだったが、なかなか最高なステージが出来たぜ!
とにかくPANTAさんの身ぶり手ぶり、目合図で進行していく様はさすがの一言。
まさに俺がSNSで求めているグルーヴそのものをホンモノの脇で体験できたステージだった。
俺はこの日本のロックシーンを築きあげてきた人達へ少しでも近付いているのだろうか。。。

ス コ シ デ モ チ カ ヅ イ テ イ ル ノ ダ ロ ウ カ  ? 。

ところで何故そんなにPANTAさんとやりたかったのって?
そりゃ、先にも述べたが偉大なロッカーでありこの日本のホンモノのロックシーンを継承したいからね。
でもそれとは別に。。。
実は数年前にこの頭脳警察の話を頂いた時、俺はあれこれと幾つか同時進行しているモノがあってNGを出してしまった時があった!
しかもその話が変わりに今回ギターで参加してくれた神ちゃんにいってしまったと言う訳(笑)
そんな事もありある意味リベンジであり、神ちゃんには仮を返すぜ!ってな感じ!?

STARS'N STRIPES もかなり俺の気分が盛り上がっているのでバシっと改めて本格的に活動する。
今回の俺のキママは長かったかな。

昨年は正直、未だにアホ過ぎるこの日本の音楽に呆れ果ててしまい、
やる気をなくした。
この俺が「こんなやっても無駄な時代に本気でやって何の意味があるんだ?」
と思った。
そんな事もあり、
だったらとことんアホな音楽につき合ってやろうじゃね〜か。
ってな感じで1年、メジャーな制作へ関わってきたが、
さすがに「ダメだこりゃ」という感じ。
「こりゃ、俺がやらなきゃいつまでたっても変わんね〜なこの日本は」
と気持ちが戻った。

そんな時の今回の【ミチロウ】【頭脳警察】だったので更に頭のてっぺんから火が吹き出そうな状態だ。さて、そろそろ始めようか。


e0107476_4393263.gif□BGM : 銃をとれ!
■頭脳警察『LIVE IN CAMP DRAKE』

1991年リリース。1990年11月11日、再結成、米軍座間キャンプ跡地でのライブ盤。
メンバーは前作「頭脳警察7」に参加した、後藤升宏(ピーズ)下山アキラ(ルースターズ下山淳の弟)、藤井一彦(Groovers)。歴代の名アルバムは然る事ながら、このライヴは個人的に大好きだ。今回行った20060717【頭脳警察】もこの頃のグルーヴ感だったかも。
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by ohpg | 2006-07-28 04:39 | Bar's Column

CREAM SODA

[ Bar-026 ]

e0107476_516387.gif新年あけましておめでとう。やっぱり年明けには書かなきゃって既に2月も中旬!と言う事で久し振りに音楽のルーツみたいな事を話そうかな。あ〜喉乾いたからビールビール!

俺の音楽のルーツと言えばまず先に述べるならやはり"MOTT THE HOOPLE"や"JANIS JOPLIN"なのだが、単純にギターなんかを始める前に好きで聴いていた音楽と言うと...ま、バンドをやってみたいって思ったキッカケみたいな事だが、ずばり"BLACK CATS"だ。今でも健在である渋谷 CREAM SODAの店員が組んでいたバンドでブランドでもあるCREAM SODAやTEMMYEは今でも大好きだ。俺が中学生の頃には不良って言うイメージが強かったかな。俺の住んでいた地元にもショップはあったんだけど、凄く店に入るのにスリルがあった。何となく危険ゾーンに足を踏み入れてしまうようでね。今でも覚えているが、店内は50年代のインテリアに装飾されていて、ガラスケースの中に1点ずつゆったりと置かれた商品が妙に気品のあるモノに思えたもんだ。ヒョウ柄の赤い財布やシガレットケース、キーホルダーにステッカー。それにコームやバッチなんかね。そのどれもにあのドクロマークやサングラスをかけた黒ネコTEMMYEのマークが入っていた。買った商品を入れてくれる紙袋にも同じマークが入っていて、その袋も大切に飾ったりしていた。あの店内に漂っていた甘いグリースの匂いが今でも忘れられないな。

ア マ イ グ リ ー ス ノ ニ オ イ ガ ワ ス レ ラ レ ナ イ 。

そんな当時に聴き始めた音楽が50年代ロカビリーだった。特に"バディーホリー"や"エディーコクラン"なんかは今でも大好きだ。"Blue said shoes"や"Summertime blues"、"AT THE HOP"とかね。あの乾いたFenderの音とガレージで録音した生なましさが新鮮だった。そんな時に友人が貸してくれたレコードが"BLACK CATS"だったんだよ。1stでは有名なロカビリーナンバーをカバーしてるモノが多かったが、3枚目の"HEAT WAVE"ではかなりな衝撃を受けたな。あの素敵なジャケットにも感動したが、曲が最高にイカシテいた!当然、ロカビリーなのだが凄くポップで聴き易くて毎日聴いた。そんで毎日歌っていたよ。グルーヴィングなロックンロールから甘く切ないバラッドと思春期だった俺にはとても大きな出会いだったな。しかもメンバーが全員CREAM SODAの店員で、ダックテイルのリーゼントにコンポラジャケット。あのドクロマークの入った皮ジャンなんかを着ていてシビレタね(笑)。勿論、靴はラバーソール。それに俺の大好きなギターリスト"JOHNNY THUNDERS"が"BLACK CATS"のファンでよくCREAM SODAに来るって事をしって尚更好きになった訳だ(笑)。"BLACK CATS"自体はアンダーグランドにメジャー活動を行なっていたので、一般的にはその存在を知る人も少なかったと思うが、あの当時にしてアメリカンツアーで米各地のライヴハウスでその名前を轟かせていたのって凄いよね。ロンドンでも活動していたしね。凄くパワーを感じた。

数年前に急に思い出したかのように俺はまた"CREAM SODA"にハマっている。今でも時々渋谷の"PINK DRAGON"には足を運ぶよ。で、"BLACK CATS"のレコードやCDを探したのだが、あまりのプレミアでビビった。アナログなんか数万円近くで全然手に入らなかったが、やっとの奮闘でアナログとCDを手に入れた。久し振りにターンテーブルにのせた音は、何だか懐かしくもあり新鮮で何よりもロックンロールしていた。それとあの甘いグリースの匂いが漂っていたよ。

ロ ッ ク ン ロ ー ル シ テ イ タ 。

今の渋谷"PIMK DRAGON"の地下には"CATS STREET"と言うCAFE&BARがある。何度か訪れた事があるが、初めて店内に入った時に凄く驚いたのが、巨大な"JOHNNY THUNDERS"のパネルが飾ってあった事だ。ドラッグでヘロヘロになったジョニーがステージにへばりついて観客を見つめている写真。それはあまりにリアル過ぎて鳥肌が立つ程の写真だ。そしてジョニーが抱き抱えているギターには"BLACK CATS"のステッカーが貼ってあった。
ロックンロールが確固たるその存在としてあった時、そこに隣合わせていたモノは怒りや破壊、社会への反抗だった。そしてその対極にあったモノが現実からの逃避ではなかっただろうか。

時間が出来たら久し振りにCAT STREETに行きたいな。丸いテーブルのクロスが全て赤で大好きだ。勿論流れている曲は"BLACK CATS"。みんなも是非遊びに行ってみてちょうだい。


e0107476_4364687.gif□BGM : ピンクのレモネード
■BLACK CATS『HEAT WAVE』

1983年にリリースされた3枚目のアルバム。日本のネオロカビリーの先駆者的バンドでもあるブラック・キャッツの最高傑作だと思う。ビート感溢れるロックンロールから甘く切ないバラッドと楽曲のバラエティさも素晴らしい。JKTにも登場しているモデルでCREAM SODAの発案者でもあるVIVIENNE(ビビアン)の日本語馴れしていない歌も妙に新鮮である。ちなみに彼女の愛猫の名前から"TEMMYE"というブランドも出来た。ロカビリーというジャンルを超えた俺にとっては最高にイカシタ日本Rockアルバムの1枚である。
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by ohpg | 2005-02-16 04:44 | Bar's Column

ロックンロールな人生

[ Bar-025 ]

e0107476_5152735.gifこれまたえらく久し振りな登場になってしまった。スマンスマン!すっかり季節は秋になってしまい夏の猛暑が何処に行ってしまったのやら??もっとも、夏服の乏しい俺にとっては寒い季節の方が着れる服が多いので嬉しいんだけどね(笑)早く毛皮を着て歩きたいな。それにしても今年は台風が多いよね。しかも直撃が多いのでリアルに台風を身に染みて感じる今日この頃だ。でも雨は嫌いじゃないので世の中の災害を別にすれば個人的にはちょっと楽しい気持ちもする。雨が降ってると何だか傘を持って散歩したくなるんだよね。途中で喫茶店やらで雨宿りしながら本を読んだりね。ずっと窓を眺めながら止むのを待つような時間が凄く好きだ。そういう時間って何か無駄に思えないんだよね。でもさすがに外を歩く時に長靴を履く勇気はないので(笑)最近はあまり勿体無くて履かなかったコンバースの10cmくらいラバーの厚い靴を履いているのだ。この靴は70年代にロケンローラーに流行った靴で"New York Dolls"なんかも履いていた。日本だと80年代に"ZIGGY"の戸城さんが必ず履いていたので一時流行ったけどね。俺もその頃に履いていたモノを履き潰してしまい探し続けていたんだけど、なかなか無くてさ。すると何と、ギャルに厚底が流行った時に一瞬復刻し、見つけた俺は即行買った訳だよ(笑)ん〜世の中のギャルの流行は侮れないぜ〜。で、この靴が唯一の俺のカジュアルでスポーティーな靴(笑)さすがに走ったりは出来ないけどね〜。靴は結構珍しいモノを持ってるかも。Dr.マーチンの白の12ホールとかね。さすがにこれは勿体無くて履けない。以前はよく履いていたが、希少価値を知ってからは...。でも可愛いんだよ。先が丸くてパンみたいなのだ。あまりトンガリ系を履かないのでね。

さて、"New York Dolls"と言えば!9月25日にZEP東京で行なわれた再結成来日公演に行ってきたぜ!!も〜とにかく興奮の坩堝だった。何せ"N Y D "としての来日は初でしょ!以前、確か75年の後楽園イヴェント&ジャパンツアーで来た時はJOHNNY. JERRY. KILLER. 不在の為、"DAVID & SYLVAIN / TOKYO DOLLS"と名打ってきたからね。だからあの会場に居た殆どの人が初めて見た事になる訳だよ。ま、恐らく50才くらいの人は別として(笑)まず、この再結成を知ったのがロンドンで行なわれたイヴェント....え〜っと何だっけ?忘れた...。とにかくそれで知った訳だが、まさか来日までしてくれるとは夢にも思わなかったんだよね。だからそりゃ興奮でしょ!しかも何とベースのアーサー・ケインことキラーが参加って!?俺はすっかり死んだと思っていたのでかなり驚いた(笑)それでも興奮したよ!と思いきや...急死...(涙)もともと死んだもんだと思っていたので差程の衝撃は無かったが、一体どうなるんだ?って感じだった。それとやはり、ファンなら誰でも思ったであろう、JOHNNY&JERRY不在のこのバンドってどうなんだろうか?と言う素朴な疑問。違うメンバーを交えてプレイする事は可能だろうが、果たしてあのグルーヴを俺達に聞かせてくれるんだろうか?という疑問だった。正直、Johansenのソロアルバム"LIVE IT"を初めて聴いた時はガッカリしたのだった。Personal Chrisisもやっていたが...今イチ。そんなかんだで不安だったところへ飛び込んで来たのがベースにサム・ヤッファ/ハノイが参加するって事だった。これでまたかなりテンションが上がったね。

カ ナ リ テ ン シ ョ ン ガ ア ガ ッ タ ネ

ライヴはズバリ、最高だった!最高過ぎた!俺の不安も跳ね飛ばし最高のロックンロールを聴かせてくれた!曲名や細かい感想を語ったら切りが無いので省略するが、2人が居るだけであれだけのグルーヴを聴かせてくれるとは圧巻だった。それと、改めて俺自身が信じて続けてきた事に凄く自信も持てたんだよね。そのライヴには凄いプレイも照明もステージセットもエンターテイメントも何もない。ただメンバー各々が楽しみ、勝手にやっている感じ。きっと分かってもらえる奴って少ないと思うが、そういう余裕と自信に満ち溢れたところが好きなんだよね。ある意味、違ったミュージシャンなら大きいステージや状況、ファンの事も考えて、しっかり仕込みエンターテイナー的なステージを精一杯する人も居るが、良い意味でそれらの擬似的であり小賢しい事を抜きにして身体と楽器ひとつでステージに臨みファンを震いたたせるところの意味。それが俺の好きなロッケンローラーな部分でもある。これは各々のメンバーにも思えた事だが、ドラムなんかひたすら8ビートを気持ち良さそうに叩いているだけだし、サムは憧れのメンバーとの共演で終始笑顔でボトムを叩き出し、SYLVAINもただイカレタギターを弾き捲り、もうひとりのギターは"俺はジョニーに憧れてギター弾いてるんだぜ!"と言わんばかりのプレイ。JOHANSENにせよ客の興奮も何のその、ひたすらマイペースで歌っているだけだ。誰も解散からの時間の経過なんか気にしていない様子でロックンロールを転がしまくるだけのステージ。この人達は本当に誰の為でもなく、自分達が楽しいから好きな事だけをやっているんだって確信した瞬間だったよ。

ダ レ ノ タ メ デ モ ナ ク ジ ブ ン タ チ ガ タ ノ シ イ カ ラ 
ス キ ナ コ ト ヲ ヤ ッ テ イ ル

それらと対象にこの日本の音楽シーンときたらいつも流行りすたりに流されっぱなしでメディアも業界も阿呆タレだらけだ。その裏では巧妙なシステムが働き、音楽は既に量産される代物になってしまった。俺はね、こういう世界を改めて憎むと同時に自分のするべき事が更に大きく確信できたよ。そしてまた改めて素晴らしい音楽の後継者としていたいと思った次第だ。と、いつも思っている事だけに今回のライヴは衝撃が大きかった訳だよ。そもそもロックンロールという音楽は今ではすっかりR&Rというジャンルになってしまっているが、それすら違うと思う。音楽以前の気持ちと生き方=ロックンロールだよ。それでいいじゃん。少なくとも俺の聴いて来たロックはそうだし、好きなバンドのメンバー各々がそうだ。これって思うに最近のR&Bにも言える事かもね。本来のR&Bを聴いてきた人達は今言われているR&Bを聴いて"何がじゃ!"って言っていると思うしさ(笑)疑似モノと嘘が嫌いなだけなんだと思う。

さてさて、一方"STARS'N STRIPES"はこの秋に新たな展開を行なう。心機一転これから先を狙うべく足を踏み入れるって事だ。俺がロックンロールしなくなったらこのバンドは解散だと思っているので俺が俺らしくいる限りそんな終わりは毛頭無い。どんな形でも続けて行く事が大切だと思うし、この時点で他人のやっている事にはすっかり興味も無い。俺のやりたい事をやるよ。年内中にアルバムをリリースするつもりだ。まだハっきりは言えないが、せっかくなのでハっきり言おう(笑)今年2004年でSNSも10周年を迎えたのだが、何だかんだと走り続け様々な障害の中で活動を行なってきた。アルバムも随分リリースしてきたし、その時のリアルな音を聴かせてきたつもりだ。そこで何となく思いついたのが、SNSなりの【バラッド集】を出そうかと思ったのだ。今迄もアルバム中に1曲くらいは入れてきたが、改めてロックンロールバンドとしての違う角度からの視点と考えたら、俺にとっては必然的な楽曲連でありまたその一部でもある。そして未発表曲も含めて全てが長い年月をかけて繋がっているという意味もあり、より深くSNSや俺の側面を聴かせたいと言う心境からきたものだ。きっとそれらを順番に並べてアルバム1枚で聴いてもらえたら分かってもらえる事も多いと思うしね。SNS、俺の中の【陰】と【陽】であり【喜怒哀楽】だったりする。かれこれ15才からバンド活動を始めて未だに伝えきれない事が沢山あるのだ。そんな意味でリリースをしたいと考えた。楽しみにしていて欲しいな。


e0107476_4341720.gif□BGM : TOKYO DOLLS
■DAVID & SYLVAIN『TOKYO DOLLS. LIVE ! 』

1990年に15年の歳月を経てやっとリリースされた、1975年8月3日に後楽園球場で行なわれた"WORLD ROCK FESTIVAL EASTLAND"のライヴを収録したアルバム。皮肉にも"JOHNNY&JERRY&KANE"が不在の来日の為に正式に"NEW YORK DOLLS"名義で行なわれなかったライヴ。最高のファンである俺が聴いてもそこそこなアルバムだが、"FRANKENSTEIN"だけは妙に震いがおさまらないほどの衝撃だった。ある意味一時的な即席メンバーではあるが、これを聴かずにして今回の来日は語れないと思うほど意味のあるアルバムだ。今が良ければいいんじゃないかな。
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by ohpg | 2004-10-20 04:34 | Bar's Column

季節を感じられる街

[ Bar-024 ]

e0107476_5142677.gif暑中お見舞い申し上げます。
気がつけば随分と長い間、ここも留守にしてしまっていた!スマン!やっとちょっとだけ落ち着いたので久し振りに登場って訳だ。しかし毎日暑いね。先日の浅草隅田川花火大会は綺麗だったよ〜。

さて、今更って訳でもないが【NEW YORK DOLLS】の来日が決定した。先頃話題沸騰していた時は一体誰がギターで参加するんだ?と言う事で持ちきりだったが、実際のところよく分からないので考えない事にしよう(笑)。それにしても今回の再結成で驚いたのがArther Kane/Bassが生きていた事だった。しかも喜びも束の間、先日この世を去ってしまったという何とも悲しい話だが、もともと死んでいたと思えば驚きでもないと言えばそうだが....。とにかく御冥福を祈ろう。NEW YORK DOLLSが俺に与えた影響は言う間でも無く多大なものだ。あの刺激的なファッションからイカれたロックンロールにグルーヴ。とにかく沢山のものがある。彼等の事に関しては今までも随分とここや日記でも話してきたのでこれくらいにしておこうかな(笑)。とにかく生で見れるなんて夢のようだよ。

ナ マ デ ミ レ ル ナ ン テ ユ メ ノ ヨ ウ ダ

さてさて一方SNSはと言うと最近、久し振りに新曲をライヴでやったりとしてる。久し振りってのも変な話だが、俺の頭の中では結構な数の曲があるのだが、ライヴできちんとした形でやるタイミングがなかったので、やっと最近始めている。今回は【今夜はお前と朝までロケンロールブギーナイト】【答えの出口】の2曲。これまた水と油な雰囲気だが、どちらもい〜感じだ。【今夜は〜】は曲名からも分かりやすい通り、ブギナンバーの決定版っぽい要素を含んだノリで今後はこういったお気楽な感じの曲をあらためて増やしていこうかなと思っている。ま、もっとも気分次第だが(笑)【答えの出口】は、【続:魂の歌】っぽい感じに仕上がっている。考えて何部作的な指向で作っている訳では無いがテーマがいつでも一緒だからね。やはりどちらかと言うと重みのある曲になっているかな。もっとも基本的にこういった雰囲気の曲を俺はバラッドやらラブソングとも意識せずに作っているので聴く人の捕らえ方にもよって変わるのだろうな。そもそもこの【答えの出口】に辿り着く迄にしろ現在にしろ俺自身が答えの出口は分かっていない訳だからね。思った事をストレートに歌えばいいと思っている。機会があったら是非聴いて欲しいね。

とバンドやらの話しはこれくらいにして最近の俺の状況を話そうかな〜。暑い!ビールビール!
まず最近一番変わったのは生活が改善されてきた事かな。もっとも仕事やらバンドに関しての忙しさはまったく変わらないが、昼夜が完全に逆転していた生活が戻ってきたかな。なにせ午前中には起きているのだ!快適な体調維持の為に黒酢を飲んだりもしているので目覚めも良いしで結構これは素晴らしいよ。その代わり夜中に仕事がある事も相変わらずなので遅寝早起きってやつ?でも快適に生活してる。色んな物事に対して意欲的に取り組もうとする気も沸き上がるしね。仕事を早く切り上げた時は夜に十分な時間がとれるし、遅く始まる時でもその前に余裕な時間が沢山ある。これを利用して最近はよくビデオを見たりしているかな。あとレコード聴いたりとね。新曲を考える時間も以前よりも増えたかな。やはり時間があるってのは素晴らしい事だ!起きてから、今日は何やろうかな〜って考えられるようになったからね。サラリーマンのようにアフターファイブなんてものが無い俺らにとってはとても貴重な時間だよ。それと珍しく季節をきちんと感じられる生活もしている。たまたま夏にブチあたった訳だが、何て言ったらいいのかな...とにかく季節をだ(笑)。例えば、トウモロコシや枝豆を茹でてビール飲んだり、エアコンをつけずに扇風機で過ごしたり、蚊がいたら香取線香を焚いたり、ところてん食べたり、とか....とにかく、夏のイメージって言うのかな。普段は季節もクソも関係なく忙しさに身を預けて怒濤のように過ごしているので節な事を全くやらずに過ぎていくんだけど、生活改善も相まってそんな小さな楽しみも感じているよ。幸い、俺の住んでいる浅草はとくに季節を感じ易い土地でもあるので改めて住んでいて良かったと思った。ただ散歩していても境内に入ると並んでいる露店を見て"あ、お祭りか"って気づく事もしょっちゅうだしね。人が生活しているって雰囲気がプンプンしているこの町は大好きだよ。みんなは季節を感じているかい?

キ セ ツ ヲ カ ン ジ テ イ ル カ イ ?

さて、話しはまたSNSに戻るが、今月のライヴから毎月限定で無料DEMO音源を配布する。その為に毎月レコーディングを行なう訳だが、今月分のテイク~TDも既に完了し配布のみとなった。結構、毎月レコーディングってのはハードだが、とても楽しみが増えた。考えてみれば以前は毎月レコーディングなんて当たり前な活動だった。お陰で昔の音源は山のようにあるしね。売るとか配布する事を目的としていなくてもレコーディングには深い意義があるからね。そして何よりも損得ではなく、喜んで多くの人にSNSの音を聴いて欲しいという素直な見解から提案された企画だ。もっとも今回のこの企画はライヴ会場に来てくれた方々だけの為にという名目だけどね。それ故に手にしてくれたみんなに心から喜んでもらえるような音源を作りたいと思っているよ。実際、俺なんか新旧に関わらずに録音したい曲があり過ぎて困ってしまうくらいだ(笑)。あれも聴かせたいし、これも.....って切りが無い!だから毎月考えていく事にした。メンバー各々が順番に録音したい曲を提案するってのもいいかな〜なんても思っている。ん〜とにかく毎月楽しみにライヴ会場に足を運んでほしい。それと、何の曲を配布するかは事前に公表しない事にしたけど、毎月の配布分が終了したらきちんと何の曲をその月に配布したかは発表するよ。これってある意味、意地悪かもな〜(笑)


e0107476_4314319.gif□BGM : Once Bitten Twice Shy
■IAN HUNTER『IAN HUNTER』

1975年に発売された1枚目のソロアルバム。日本では【双子座伝説】というタイトルでリリースされている。MOTT THE HOOPLE脱退後にMICK RONSONの全面協力を得て完成させた力作であり、共作の「BOY」の切ないウェット感はロンソンならではの雰囲気だ。とにかく意欲的な勢いを感じられるアルバムだが、初めて聴いた時は最後に同じフレーズが繰り返されイキナリ針が上がってしまったので、プレイヤーの故障だと思った事があった(笑)。そんな遊び心のあるイアンもまた大好きだ。
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by ohpg | 2004-08-03 04:32 | Bar's Column